5月21日 平和について一人ひとり考えて 大池小学校で図書ボランティアによる平和学習

紙芝居を見る児童らの画像

21日、市立大池小学校で、保護者や地域住民から成る図書ボランティアが、6年生の児童105人に読み聞かせを行いました。これは、5月28~29日に広島県を訪れる修学旅行にむけた平和学習の一環。今回は、図書ボランティアによる特別授業を受けました。

授業の内容は、広島の原爆にまつわる絵本をもとにした紙芝居、詩の朗読、影絵の上映、そして最後に、児童らが広島で歌う「折り鶴」の合唱。紙芝居はボランティアの手作りで、タイトルは「真っ黒なおべんとう」。息子にお弁当を持たせ見送った日に、原爆が落とされ息子は家に帰ってきませんでした。母親が探して歩く中、白骨の下敷きになっていたお弁当箱を見つけ、息子のものだと知る、というあらすじです。声色を変えて表情豊かに読み上げる声を聞きながら、児童らは紙芝居に見入っていました。母親が息子のお弁当箱を見つける場面では、表情を曇らせる児童もいました。

読み聞かせが終わったあと、児童は「お弁当の話が心に残った。恐いけど、修学旅行に行って、いろんなものをきちんと見てきたい」と顔をひきしめていました。

毎年ボランティアとしてこの授業を行っているという保護者は、「子どもたちには、戦争の歴史があって今の自分がいるということをわかってほしい。毎年同じ内容でやっていますが、卒業生の中には、広島平和記念資料館で展示されている真っ黒なお弁当箱を見て、『紙芝居でやっていたやつを見てきたよ』と教えてくれる子もいます。先生とは立場の違う身近な大人が、『平和について一人ひとり考えてみて』と呼びかけることが大切だと思う」と話していました。