10月10日 東小学校で陸上トップアスリートによる特別授業

更新日:2021年12月15日

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荒川大輔選手の指導
荒川選手の講演

10日、市立東小学校で、陸上走り幅跳びの荒川大輔選手による特別授業が行われました。同選手は、日本選手権を3度制し、世界陸上にも2度出場した現役のアスリートです。今もトップレベルで競技を続ける傍ら、自身の教師経験も生かし、子どもたちへの指導・普及にも力を注いでいます。今回は、一流の競技者の話を聞くことで、陸上競技の技術だけでなく、物事へ取り組む姿勢についてなど多くを学んでもらおうと同選手に依頼し実施したものです。

前半では、「より速く走る。より遠くへ跳ぶ」ことを目的に、6年生の子どもたちが体の動かし方のコツについて指導を受けました。荒川選手の走り幅跳びのデモンストレーションでは、高く舞い上がるような跳躍に、子どもたちから大きな歓声が上がりました。後半では、同選手の講演が開催されました。同選手は、自身が小学生のころに怪我で野球選手の道をあきらめたこと、その時に陸上に出会ったことを例に挙げ、「大好きなことを頑張っていれば、最初に夢見た形とは違っても、きっと実を結ぶ」と話し、夢を持つことやそれに向かって本気で取り組むことの大切さを伝えました。ユーモアを交えた内容に、子どもたちは興味津津の様子でした。

講演の後に設けられた質問コーナーでは、児童からの「緊張をした時にはどうしたらいいですか?」という質問に、「緊張をするということは、それまでにしっかりと準備をしていたことの裏返し。そのことに自信を持って、ドキドキをワクワクに変えて楽しめるように」と答えるなど、子どもたちとの交流を深めていました。参加した児童は、「今日教えてもらったことを、これからの運動会にも活かしたいです」とうれしそうに話していました。